令和6年2月 鍼灸おかやま 第76号 発行:公益社団法人 岡山県鍼灸師会  発行者:國安俊成  編集者:吉田高行 《 倉敷足高神社 》 《 撮影者/吉田 高行 》 目 次 会長 ・ 顧問挨拶…1 岡山県災害医療チーム顔合わせ会報告…2 県民公開講座「災害時に備える医療と鍼灸マッサージ」開催報告…3~4 学術講習会報告…5~6 令和6年度(第47回)定時総会のお知らせ…6 おかやまマラソン2023 ケアステーション報告…7 第11回トマト銀行6時間リレーマラソンケアステーション報告…8 青年部・保険部からのお知らせ…9 表彰委員会から受賞のお知らせ…10 女性部委員会主催「古民家でBBQ懇親会」開催報告…11 会員の活動紹介「備前百会灸」…12 介護福祉部報告 地域包括ケアシステムを支える鍼灸マッサージ…13 組織部より会員移動報告等…14 施術に関するポスター作成のお知らせ…15 ツボ講座 寝起きに体を温める…19 ご挨拶 公益社団法人 岡山県鍼灸師会 会長  國安 俊成  2024年 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。  コロナのパンデミックも一段落し、世の中は大きく変わりました。特にWebを利用した会議や講習が増え、自宅から貴重な情報を得ることができるようになりました。  eラーニングも便利なツールとして注目されています。特に(公社)日本鍼灸師会のプログラムは充実しています。  臨床基礎コースから始まり、専門領域研修コースでは保険取扱い、地域包括ケア、鍼灸スポーツ、医療連携、災害鍼灸と様々な分野を網羅しています。初学者だけでなく熟練者にも有用なものと思います。  また、昨年から始まったインボイスもそうですが、変革が続く中、座っていては情報は得られません。自ら社会の動きにもアンテナを張り、情報を取り入れていく時代だと思います。本会も会員皆様の一助となるよう努力いたします。  最後になりましたが、本年が皆様にとって良い年になるよう祈念しています。 公益社団法人 岡山県鍼灸師会 顧問 岡山県議会議員 千田 博通  新年あけましておめでとうございます。 今年の干支は「辰・龍」ですから、天に昇る元気な年であることを期待しています。  昨年まではコロナ禍に於いて感染防止対策に、国民が一致して立ち向かいましたから、何となく三年間は静かだったように感じています。 二類から五類に変わりましたが、それ以上にこの三年間の気持ちが爆発している様に感じます。  会員の皆様に於かれましては恙なく新春をお迎えになられましたでしょうか?  この三年間の間に一件のクラスターも出さずに黙々と業務に励んでおられました事に敬意を表します。  また、鍼灸師会と会員の目的は鍼灸施術者である事、健康教育と予防、施術研究と革新、緊急事態に対応する事等と会員の福祉向上です。  おかやまマラソン大会は昨年も皆様のご協力により延べ約1000名のランナーがお世話になりました。おかやまマラソン大会の今や一部を成しています。今年も皆様のご健康と更なるご活躍を期待します。 岡山県災害医療チーム顔合わせ会 副会長 松浦 浩市 令和5年11月19日(日) 17:00~18:15 国際交流センター 3階研修室  令和6年1月14日に開催する県民公開講座「災害時に備える医療と鍼灸マッサージ」の実行委員会では、(公社)岡山県医師会の松山正春会長のご協力を得ながら準備を進めました。  その中で、災害時協力協定を県と締結している各団体の皆様とも顔を合わせ、お互いを知る機会を作りたいと思い立ち、松山会長の後押しもあり、各団体へお声かけし「岡山県災害医療チーム顔合わせ会」として実現しました。  それぞれの団体が災害時にはどのような活動をし、また今後に備えているのかをお話いいただき、意見交換を行いました。  県の担当者を交えての集まりということでAMDAの菅波茂代表が「災害時医療の岡山モデル」を作ることを提案されたのが印象的でした。  また、皆様に鍼灸についてどのような印象があるかをお聞きしたところ、実際に鍼灸施術をうけたことがあり効果を実感している方もいれば、なじみがなくよくわからないという方もいたので、もっと鍼灸を知ってもらえる機会を作る必要性を感じました。 ※ 令和5年12月にAMDA理事長が交代し、現在の理事長は佐藤拓史氏です。 <本会からの参加者> 國安俊成 内田輝和 松浦浩市 西谷典人 馬場みずほ 吉田高行 山口大輔 石部春子 <参加団体> ・(公社)岡山県医師会 ・NPO救命おかやま ・特定非営利活動法人AMDA ・(公社)岡山県看護協会 ・(一社)岡山県薬剤師会 ・(一社)岡山県歯科医師会 ・(一社)岡山県公認心理師・臨床心理士協会 ・岡山県大規模災害リハビリテーション  支援関連団体協議会(JRAT) ・(公社)岡山県柔道整復師会 ・岡山県保健医療課 ・(公社)岡山県栄養士会/欠席 県民公開講座開催報告 災害時に備える医療と鍼灸マッサージ ~避難所での健康サポートと自分を守るセルフケア~ 副会長 松浦 浩市 日時/令和6年1月14日 午前10時~12時 会場/三木記念ホール(岡山市北区駅元町19-2 医師会館2階)  本年元日、石川県能登半島周辺において震度7を超える地震が発生、現在DSAM(災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会)がDMATと協力し避難所において鍼灸マッサージのケアが行われ始めています。また、岡山では2018年の西日本豪雨災害の避難所にて施術を行いました。  このような災害時の鍼灸マッサージ師の取り組みについての講演会を開催したいと、昨年7月頃から(公社)岡山県医師会会長の松山正春先生と打合せを重ねました。そのご協力のもと、災害医療の分野で岡山から全国、全世界で活躍する先生方を講師としてお招きすることができました。  おそらく県内では初めての「災害医療」と「鍼灸マッサージ」をテーマにした公開講座になったと思います。県教育委員会のご後援もあり、多くの高校生にご参加いただき、参加者の合計は約170名でした。  開会挨拶に続き、先のページで報告をした「岡山県災害医療チーム顔合わせ会」にご参加いただいた各団体を「岡山県災害医療チーム」としてご紹介したのち、以下の通りに講演会は進行しました。 岡山県看護協会、岡山県歯科医師会、岡山県薬剤師会、岡山県公認心理師・臨床心理士協会、岡山県栄養士会、JRAT、岡山県柔道整復師会 ■ 基調講演 「災害時になぜ鍼灸マッサージは必要とされるのか」 講師/特定非営利法人AMDA 菅波 茂 先生  災害時の医療だけでなく、被災者の心理状態についてのお話もあり、とても勉強になる内容でした。被災地での鍼灸マッサージの施術はマッサージが人気であり、理由は身体を触れられることで安心感を得て、心を開きやすくなるからということでした。  また、薬がない場合は皮内鍼が有効な場合もあるとのことで、足三里や血海などの具体的な経穴の紹介もあり、一般の方にも鍼灸マッサージの有用性が伝わったことと思います。 ■ 「DMATってなんだ」 講師/NPO救命おかやま 石井 史子 先生  1995年の阪神・淡路大震災で災害医療の必要性が認識され、「一人でも多くの命を助けよう」ということで、災害時の医療体制の検討やシステムの整備、人材育成等を経て、2005年に日本DMATが発足されたとのことでした。また、東日本大震災以降の災害医療の体制の移り変わりについてのお話もあり、とても興味深い内容でした。 ■ 「JMATについて」  講師は、心臓病センター榊原病院理事長の榊原敬先生を予定していましたが、海外研修からの帰国が悪天候のため出来ず、ご用意してくださったビデオでの講演となりました。  被災地のJMATとその他の地域のJMATの役割の違いや、DMATとの違い、岡山県の災害時の医療体制等のお話がありました。また、今後の課題のお話もあり、一般の方には災害医療について考えるきっかけになったのではないかと思います。 ■ 「災害鍼灸マッサージについて」 講師/(公社)岡山県鍼灸師会理事 山口大輔・高木謙輔・田中一平  DSAM(災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会)の活動や本会が行った西日本豪雨災害での活動紹介と、(公社)日本鍼灸師会が発行している「ツボセルフケアハンドブック」を使ったツボ講座を行いました。 ■ シンポジウム 」災害医療体制の今後の展望と鍼灸マッサージの必要性について」   シンポジスト/松山正春先生   石井史子先生     菅波茂先生     山口大輔  座長/松浦浩市   災害医療はこれからどのように展開していくのか、災害医療学会ではどのようなセッションがあるのか、災害発生から避難所においてどんな時に鍼灸マッサージを受けるべきなのか等のテーマについて話し合いました。  松山先生からは、羽田で起きた旅客機炎上時の脱出事例を挙げて、これからの岡山県における災害医療連携の重要性や、平時から連携を強固にしていく必要があることを細かくお話いただきました。  ご参加くださった皆様、運営に携わった皆様、本当にありがとうございました。  松山先生をはじめ各団体から「このような会が開催されたことは、我々にとっても良い機会となった。ありがとうございました」等のお礼の言葉をいただきました。  本会では初の試みでしたが、鍼灸マッサージが医療として認められ、県民のために役立っていく第一歩と思うと気の引き締まる思いでした。今後もさまざまな方に鍼灸マッサージの可能性を知っていただける企画をしたいと思います。 令和5年度 学術講習会報告 学術部長 山口 大輔 第1回学術講習会 ・令和5年7月17日(月・祝) ・朝日医療大学校308教室・Web配信 ・参加者合計/25名 ● 「超音波による急性症状の見方」 岡山済生会総合病院整形外科医 天満屋女子陸上競技部サポート医 津島 愛子 先生  超音波診断装置の原理から基本的な画像の見方、プローブを扱う際のコツなど分かりやすく講義いただきました。  会場では、参加者が実際の超音波診断装置を使い、肩関節や手関節の観察を行いました。 ● 「鍼灸ではなかなかフォローが難しい症例の手技療法」 (公社)岡山県鍼灸師会 松浦 浩市  鍼治療だけでは改善しない腰痛の対処法や、肩関節、膝関節、足関節などで関節可動域制限があるときのストレッチや徒手療法、皮下結合組織を意識したアプローチなど実技を交え講演されました。  非常に実践的で臨床でそのまま運用できるコンテンツがたくさんありました。 ● 「急性炎症に対する鍼灸治療」 (公社)岡山県鍼灸師会 山口 大輔   痛みの定義では、痛覚変調性疼痛という新たな概念の話から、強い痛みと自律神経との関係性や炎症に関する基礎医学的内容からはじまり、治療理論ではリンパ疎通や浅筋膜、自律神経理論の展開をどう適用するかなど独自の理論展開を行いました。  臨床で使える即効性のある治療法も含まれ、とても役立つ内容となったと思います。 第2回学術講習会 ・令和5年9月17日(日) ・朝日医療大学校308教室・Web配信 ・参加者合計/15名 ● 「むち打ち症について」 プライムホスピタル玉島 理事長 西山 武 先生  むち打ち症の受傷メカニズムからその多様な症状、鑑別診断治療までわかりやすくお話されました。 その中でも自賠責保険に関する情報は治療院を経営するうえで、また、患者の利益のため非常に有益な 講演でした。 ● 「苦痛を持つ患者への寄り添い方」 高校・大学非常勤講師 筒井 愛知 先生  患者との関係性を構築するための講演でした。 人との距離の置き方から距離の縮め方、相手の訴えをくみ取るコツなど、実例を交えお話されました。 治療を行う上で患者自身の居心地をよくするエッセンスがたくさんあり、とても参考になる講演 でした。 ● 「むち打ち症の重症度について」 もずがはな整骨院 院長 河本 勝成 先生  臨床現場で見逃しがちな所見や鑑別すべき疾患、危険な兆候など治療者目線でありながら非常に高度な専門性を持った講演でした。 ● シンポジウム「むち打ち症」 -治療法は何が最善なのか・患者対応はどうすべきか- 座長 (公社)岡山県鍼灸師会 山口 大輔  講師を交え、全体の質疑応答含めシンポジウムを開催しました。 普段なかなかできない質問や具体例、アドバイスなど演者の実直な意見や考えを聞くことができ、予定時間が来てもなかなか質問が止まず、充実した時間となりました。   第3回学術講習会 ・令和5年11月19日(日) ・朝日医療大学校308教室・Web配信 ・参加者合計/35名 ● 「線維筋痛症、複合性局所疼痛症候群(CRPS)について」 姫路赤十字病院 麻酔科部長 ペインクリニック部長 石川 慎一 先生  医師による専門家の目線で慢性疼痛の病態生理から治療法の有効性、最新の薬の話までお話しいただきました。その中でも、帯状疱疹に対するワクチンの話は大変興味深いものでした。 ● 「線維筋痛症・慢性疼痛症に対する鍼治療」 岩本総合漢方院長 鍼灸師 岩本 仁 先生  岩本先生は、広島県で鍼灸院を開業されており、東洋医学の病態生理観で疾患をとらえ、難病を多く治療されています。  古典を詳しく探求される中で培われた病態生理の話は非常にわかりやすく、目からうろこの話でした。  中でも、《馬丹陽・天星十ニ穴治雑病歌》に見る、代表的な特効穴の使い方に関しては、どのような時にどのように使うのか、その理由も含め具体的な内容で非常に興味深い話でした。  これまでにない目線で疾患をとらえ、治療に結び付ける新たな考え方を知ることは、今まで対応できていなかった疾患へアプローチするための示唆を得ることにつながり、患者の利益に直接つながる講演でした。 < 岩本仁先生の講演の様子 >  令和6年度(第47回)定時総会のお知らせ 日時/令和6年6月23日(日) 午後1時30分~ 会場/岡山国際交流センター 8階 イベントホール 役員募集! 令和6年度は役員改選があります! 会の運営に携わってみませんか? ※ 役員とは理事と監事を指します。 ※ 理事か監事のどちらかに立候補が可能です。 ※ 立候補の方法の詳細は4月中に送付される案内をご確認ください。 おかやまマラソン2023ケアステーション 報告 副会長 松浦 浩市 ■ 令和5年11月11日(土) <スポーツ傷害相談・健康相談>  兼森史峻・山口大輔・吉田高行の3名で行いましたが、相談だけでなく、テーピングや施術でのケアも行うことになりました。利用者は80名余りでした。 ■ 令和5年11月12日(日) <ケアステーション> (はり、マッサージ、テーピング、ストレッチ等)  施術テントにはポータブルベッドが並び、鍼灸師会ケア用29台、柔道整復師会ケア用17台と救護用6台の合計52台。利用者は延べ約1000名でした。  ケア開始前の早くから受付待ちの列ができ、今年は4年ぶりにファンランも再開したこともあってか、スタート前のケアは190名の利用者でした。  フィニッシュ後のケアは、10時頃にはファンランを走り終えたランナーが訪れ始め、フルマラソンを走り終えたランナーが増えるにつれ、ケアステーション利用者もピークを迎え大変な賑わいでした。  ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。   ケアステーションの認知度も期待もかなり高いものになっていると思います。 去年も施術を受けて良かったので今年もというような声もあり、とてもやりがいを感じる場面もありました。  次回に向けて運営の課題が見つかりましたが対策を練り、利用者1200名越えを目指したいです。  施術スタッフが増えると余裕をもって運営することができますので、今回ご協力いただいた皆様はもちろんのこと、まだ参加したことのない皆様もぜひご協力お願いいたします。 おかやまマラソン2024 令和6年11月10日 開催予定 第11回 トマト銀行6時間リレーマラソン大会 ケアステーション開設報告 スポーツ鍼灸委員会 委員長 山口 大輔 ・令和5年10月15日(日) ・シティーライトスタジアム(岡山県総合グラウンド) 1Fウォーミングアップ室1 ・(公社)岡山県鍼灸師会8名  朝日医療大学校学生スタッフ12名   利用者数/合計244名 日程/7:30 ~現地集合・ミーティング・設営 8:00~ケアステーション開設 8:45~大会参加者準備体操 9:15~ファミリーランスタート  10:00~リレーマラソンスタート 16:00~リレーマラソン終了 16:30~表彰式・ケアステーション撤収開始   今回はケアステーションだけでなく、毎年開催しているトレーナーセミナーの指向を変えまして、実際の現場で臨場感あふれる経験を積むための実地研修を行うこととしました。  朝、シティーライトスタジアム正面玄関前に集合後、すぐに1Fウォーミングアップ室へ移動しケアステーションを設置し、選手の受け入れを始めました。今回は予約制ではなく、選手が訪れた順番に施術を行う従来通りの受付方式で運営しました。  午前の早い時間は利用者もまばらでしたが、お昼に近づくと急に増え、30分~45分程度の待ち時間が最後まで続くような盛況ぶりでした。ケアを行う中で、鑑別や処置に迷ったとき、ベテランの鍼灸師とともに症状などを確認し、アドバイス受けた状態で安心して施術に当たる場面も散見され、効果的な実地研修の場として非常に良い試みだったと感じました。  スポーツ傷害の判断や対処、実際の傷害に対するテーピングの知識技能向上のため、経験豊富なスタッフ指導のもと研修できるまたとない機会になりました。  実技交流会のお知らせ 青年部長 田中 一平 施術をする・受ける・見る…そして、自由に質問や意見交換をし交流と学びを深めよう!という企画です。 是非、お気軽にご参加ください。 ★ 実技交流会の後には懇親会を予定しています! 日 時/令和6年3月3日(日) 13時~17時 会 場/朝日医療大学校 実習室 参加費/会員・学生 無料   会員外 2,000円 申込み/下記の申込みフォームからお申込みください。 (QRコードからもアクセスできます) 締切り/令和6年2月25日(日) (申込みフォームURL) https://forms.office.com/r/KihaFpwaeD 問合せ/090-4109-5178(田中一平) 有資格者はお互いに施術をしあって日々の疲れをとるのも良いですね! 保険部からのお知らせ 保険部長 西澤 悟 令和6年4月よりマイナンバー保険証のオンライン資格確認が開始  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 早速ですが、オンライン資格確認を行うには利用申請をして登録・アプリの取得が必要になります。令和6年1月には利用申請は開始されている予定です。  また、オンライン資格確認に必要な機器(スマホ・タブレット・カードリーダー)の購入には補助金(4.1万円)の申請を行えます。  オンライン資格確認は原則義務化となり、申請などの手続きはインターネットで個々で行うことになります。日頃パソコンやスマホをあまり利用されない先生方は申請、登録、アプリの取得など不慣れな作業が必要になるかと思いますので操作に不安がある場合などは保険部がお手伝いをさせていただきます。 その他、療養費に関する事で不明な点などがございましたらご遠慮なく保険部までご連絡ください 電話 080-4441-8330(西澤 悟)  また、令和6年度は療養費の改定の年でもあります。新しい情報が入り次第ご連絡させていただきます。 受賞のお知らせ 表彰委員会委員長 市村 由美子 永年の功績と功労を讃え栄えある受賞を衷心よりお祝い申しあげます。 令和5年度 岡山市公衆衛生功労者表彰  令和5年10月12日(木)、岡山市北区春日町の勤労者福祉センターにて、久しぶりに対面での岡山市公衆衛生功労者表彰式が行われました。  山口大輔先生が市長表彰を、増江譲二先生が保健所長表彰を受賞されました。   山口先生が式に臨まれ、晴れやかな喜びの表情を、大森雅夫市長、 当会の國安俊成会長と共に、撮影されました。(増江先生はご都合により欠席されました。) 市長表彰 地域医療事業功労 山口 大輔 先生 保健所長表彰 地域医療事業功労 増江 譲二 先生  令和5年度 倉敷市保健福祉功労者表彰   11月2日(木)、倉敷健康プラザにて倉敷市保健福祉功労者表彰式が行われ、桂華代子先生が倉敷市長表彰を受賞されました。残念ながら先生もご都合がつかずお写真の撮影ができませんでした。 倉敷市長表彰 地域医療事業功労  桂 華代子 先生 これからも地域の皆様の健康保持増進にご尽力ください 内部表彰 毎年、総会開催時に永年従事者表彰を行っています。  今年度は、永きにわたり(公社)岡山県鍼灸師会の理事として、また会長として会にご尽力いただいた内田輝和先生に会長表彰が授与されました。  永年従事者表彰受賞者は以下の通りです。(敬称略)  30年 林田尚之・西澤敏江・平田宏祐・市村由美子   50年 表彰に関しては該当者はありませんでした。  女性部会主催  古民家でBBQ親睦会開催報告 女性部会代表 石部春子 令和5年9月23日(日)11:00~15:00 津山市宮部下 古民家(石部)  参加者/会員12名 会員家族3名  コロナ感染症は第5類になり世の中も動き始めました。私たちの活動も感染予防対策には配慮しながらですが会員の皆様と広い古民家の庭でBBQを楽しみました。  差し入れの飲み物や果物、珍しいエゾシカ肉、お菓子などもあり、美味しく楽しく盛り上がりました。情報交換や親睦を深める良い機会となりました。   参加者は15名で、普段なかなかお会いできない先生方や鍼灸治療経験豊富な先生方とのお話は大変勉強になりました。楽しい時間を過ごすことができました。 炭焼きで美味しいお肉♪ 釜炊きでお米も美味しく炊けました♪ 会員の活動紹介 地域の人と楽しむ お灸イベント 備前百会灸® 備前百会灸®の会 代表 石部 春子   歴史のある「ほうろく灸」を元に、独自に作った陶器「備前百会灸®」を使用し、2016年から、岡山県京橋朝市やお寺、マルシェ、地域の高齢者サロン、その他、県内外で備前百会灸®の普及活動を行っています。活動に共感してくださる、県内外の鍼灸師の同志で活動を続け、現在8年目になりました。  4月~11月の第一日曜日の「備前岡山京橋朝市」には、早朝4時から出店しています。  毎月、整理券を配って100人。最近では、写真のように並んで待っていただいています。  「もぐさ」の香りも楽しみながら、備前百会灸®ならではの心地良さを体験されています。  昔から健康に良いと人気の地元の備前焼の土を使用した素焼きの器で行う「備前百会灸®」で、地域の人たちとともに、より良く生きるために、誰にでも出来るお灸に親しんでほしい、また、百会灸の体験を通して、鍼灸師と鍼灸施術に興味を持ってほしいという気持ちで活動しています。 ★ 備前百会灸の会ホームページ  https://bizen-hyakue.jimdofree.com/ ★ 産經新聞デジタルなどに掲載されました。 https://www.sankei.com/article/20231122-5MJU747O6BKKPBFXH5B7NXPJLU/ 備前焼に使われる土を使って作る素焼きの専用の器 「会員の活動紹介」 投稿募集 お問合せは下記メールアドレスへ kouhou@okayama-harikyu.org 地域包括ケアシステムを支える 鍼灸マッサージ 介護福祉部長 東原 広一郎  地域包括ケアシステムとは、保険者である市町村や都道府県が地域の自主性や主体性に基づき、地域の実情に合わせた形で作り上げていくシステムです。  その窓口となるのが地域包括支援センターです。地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の体制づくり介護予防などの必要な援助など地域の保険医療、福祉の増進を支援する中核機関をになっています。地域包括支援センターには市町村が設置の主体となり、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員などが常駐し住民の各種相談を幅広く受け付けています。  平成26年4月にはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師も地域包括ケアシステムを支える一員に加わりました。  本会としてはまだ十分な活動ができているとはいえませんが、地域包括支援センターへ鍼灸マッサージ啓発パンフレットなどを持ってご説明にうかがっています。  まず職員の方に鍼灸マッサージについて知って頂き、そのうえでニーズのある利用者を紹介してもらえるよう必要なアプローチをしています。  高齢者で鍼灸マッサージの利用で何かお困りのことがありましたら、下記の連絡先までご相談ください。  (公社)岡山県鍼灸師会 介護福祉部長 東原広一郎 (090-1352-2685) 「鍼灸おかやま」等についてのアンケート結果 現在まで「鍼灸おかやま」を読んだことはありますか? はい116  いいえ11 「鍼灸おかやま」の内容についてどう思いますか? 良い34 普通69 つまらない3 よく覚えていない17 「鍼灸おかやま」は必要と思いますか? 必要95 不要30 (必要な方)どのような方法で受け取りたいですか? 紙媒体60 メール26 LINE11 その他SNS2 点字1 音声4 (不要な方)不要と思う理由を教えてください(複数回答可) 興味がない(読まない)9 欲しい情報がない11 内容がつまらない4 会報誌としてどのような内容を望みますか(複数回答可) 鍼灸関係の講習会の情報が知りたい71 中央の情勢が知りたい50 会の活動報告が知りたい47 会の活動予定が知りたい59 会の広報について望むことはありますか?(複数回答可) SNSで会の公式アカウントを作って情報配信してほしい29 公式サイトの更新をこまめにしてほしい30 Facebookの更新をこまめにしてほしい3 メールの配信をこまめにしてほしい27 公式アカウントを希望するSNSを選択してください LINE23 Twitter2 インスタ7 特になし17 ご協力ありがとうございました!記述回答は誌面の都合上省略となりましたが、この結果といただいたご意見をもとに、より良いものを作れるようがんばります。 会員異動のお知らせ 入会者 高梁A 小栗 聖央 岡山B 髙山 久美子 退会者 浅口B 井上 友歩 令和5年12月1日時点 ◆ 正会員数 255名   (A会員 167名   B会員 88名) ◆ 賛助会員 2団体   (株式会社チュウオー ・ 朝日医療大学校) ◆ 住所、会員種別、氏名等の変更の場合は 組織部までご連絡ください。 組織部長 小原 陸夫 電 話 086-444-9595 メール soshiki@okayama-harikyu.org 編集後記 広報部長 吉田 高行  今回の会報誌では岡山で初めて、いや日本で初めてかもしれない災害に携わる鍼灸マッサージ師を交えた各団体の顔合わせ会と災害に対する鍼灸マッサージの関りを県民の方々に知って頂くための公開講座の記事を特番で掲載しました。鍼灸マッサージをもっともっと広めましょう!また理解して頂きましょう。 発行元公益社団法人 岡山県鍼灸師会  〒700-0051 岡山市北区下伊福上町17-15  TEL/086-256-8310 編集担当者  吉田高行・馬場みずほ 施術に関するA4サイズポスターを作成しました! 施術には患者さまとの信頼関係が必要です  不安や不信感があると施術への誤解も生じやすくなる可能性があります。  このポスターを院内に掲示することで、少しでも患者さまが質問しやすくなり、施術者と会話をすることで信頼を築き安心して施術を受けることができればと思い作成しました。  その他のポスター案も本会のホームページの会員用ページに掲載する予定です。必要に応じて印刷してお使いください。  なお、印刷ができない方は事務局へお知らせください。A4普通紙に印刷しお渡しします。 ※ 会員用ページはただいま作成中です。完成しだい本会ホームページでお知らせします。 無自覚なハラスメントにご注意を! 1. **性的ハラスメント:** - 不適切な性的な冗談やコメント。 - 性的な求愛行動や進行。 - わいせつな視線や不適切なタッチ。 2. **人種・民族ハラスメント:** - 人種や民族に基づく差別的な冗談や   差別的な言葉遣い。 - 人種や民族に対する否定的なステレオタイプの使用。 3. **ジェンダーハラスメント:** - 性別に基づく差別的な言動やステレオタイプの使用。 - 性別による仕事の不平等な分配や評価。 4. **宗教ハラスメント:** - 宗教や信念に対する否定的なコメントやジョーク。 - 宗教的なシンボルや服装に対する差別的な態度。 5. **障がいに対するハラスメント:** - 障がいに基づく否定的な言動やジョーク。 - 障がい者に対する仕事の機会へのアクセスの妨害。 6. **年齢ハラスメント:** - 年齢に基づく否定的なコメントや冗談。 - 年齢による仕事の機会へのアクセスの妨害。 7. **セクシュアル・オリエンテーションに対するハラスメント:** - LGBT+ コミュニティに対する差別的な発言や行動。 - 同性愛や異性愛に対する否定的なステレオタイプの使用。 言動を行った側の意図は関係なく、言動を受取った側がどう感じたかが重要です。意図せずハラスメントを行ってしまわないように気をつけましょう! 寝起きにからだを温める 青年部長 田中 一平  終わりがないのかと思うほどに長く暑い夏からあっという間に寒くなり、気がつけば冬が来ていました。春と秋が段々と短くなっているように感じます。  寒い朝は布団からなかなか出たくありませんが、布団の中でツボを押し、からだを温めて早く布団から抜け出して、清々しい一日をスタートさせましょう! 1.手の指を組み、指の側面で指を挟んで擦ります。 そして爪の側面にあるツボを押します。  爪の生え際の両端は井穴(せいけつ)という「気が湧き出るところ」という意味のツボがあります。  井穴は東洋医学の考えで、気が流れるルートである経絡のスタート地点とされています。 2.足の裏にある湧泉(ゆうせん)というツボを押します。 手の4指を足の指の間にグイッといれます。 そして親指で足の真ん中あたりを押しましょう。 そこに湧泉があります。押せば命の泉湧く〜! 左右それぞれ押しましょう。 3.耳を温めます。 親指と曲げた人差し指で広く挟んで優しく揉んだり引っ張ったりして耳全体を温めます。 4.深くゆったり深呼吸しながら全身の伸びをします。 かかとを伸ばすようにつま先を起こして手の指を組んでバンザイ、ながーくなって伸びましょう。 そして一気に力をストン!と抜きます。  有酸素運動や筋肉をじっくり気持ちよく伸ばすストレッチは自律神経を整え血圧にも良い効果があると言われています。  しなやかな体を目指し、セルフつぼケアで元気に冬を乗り越えましょう! 鍼灸は国家資格です。当師会に加入している治療院は、 安心して治療を受けて頂けます。是非ご来院ください。